歯周病が重症化した患者さんには、1時間以上の長時間ブラッシングをしてもらうようにお話します。
そんなことを言われて、たいていの患者さんは、「えっ! そんなに歯みがき、できるわけないよ!」みたいな顔をされます。
歯磨きを1時間! そんな事を言われたら、当然ですね。
患者さんに言っている手前、自分でも長時間ブラッシングをしてみました。
皆さんお忙しいから、1時間以上もブラッシングだけ、しているわけにいきません。
だから、テレビやスマホ、Netflixなどを見ながらで、もちろん良いです。
何かをしながらの「ながら磨き」です。
ブラッシングに時間をかけてみると、いろんなことがわかります。
まず、ブラシが当たってないところは、舌でさわるとヌルっとしている。
このヌルっとしているところは、プラークが残っているところです。
歯磨き粉をつけないでやるから、本当しっかりブラッシングしないとすっきりしないのが逆に良いです。
歯磨き粉のすっきり感にだまされることもない。
ずっとブラッシングをしているから、唾液もたくさんでてくる。(唾液は、最強のはみがき粉だ!)
歯肉もきたえられ、歯肉もひきしまってくる。
これは、本当いい。 ずっと磨いているから、なんといっても歯がつるつる。(歯の表面がキュッキュッとなっている感じ)
できれば、この長時間ブラッシングを1日、2回。
プラークがつくまえに、またブラッシングして、プラークがつく機会をあたえないのです。
歯がずっとキュッキュッとした感覚があたりまえになれば、しめたものです!
長時間ブラッシング、おすすめします。