第一大臼歯は咬む力が最もかかり、おまけに６歳の頃に生えてくる歯。
だから永久歯の中で長い時間にわたって最も酷使されている歯とも言えます。
そのため神経を取られていたり、歯周病が進行していることも多いですね。
その重要な歯がダメになったら、どうしたら良いか？
やはり第一選択はインプラントでしょう。
今まで治療した結果がそれを教えてくれます。
第一大臼歯が歯根破折してしまい、グラグラしてきてます。
その歯の炎症が手前の歯まで悪影響し、その歯まで動いてきました。
このぐらついた歯にブリッジ治療を行えば、その歯の寿命を短くしてしますでしょう。
それでインプラント治療をおこないました。
４年後。
溶けてしまった骨が再生し、手前の歯のぐらつきも全くなくなりました。
第一大臼歯の位置のインプラントが咬み合わせの中心となり、手前の歯にかかる力の負担がなくなったからです。
ブリッジ治療ではこうはなりません。おそらく手前の歯のぐらつきが年々ひどくなっていったでしょう。そうなると歯を削ってまでブリッジをしたのに更に歯を失うという悪循環。
ブリッジ治療するかどうかは、慎重に考えてやるべきです！
