第一大臼歯というのは、6歳の頃に生えてくるの大きな歯のこと。
奥から2番目の大きな歯が第一大臼歯です。(親知らずを除いて。親知らずは第三大臼歯。)
第一大臼歯は、咬み合わせの中心となる歯で、もっとも大きな力に耐えています。
犬歯とともに、もっとも大切な歯といえるでしょう。(犬歯も重要な歯なんですよ!)
だから、他の歯を失うことと、この歯を失うことの意味は全く違うのです。
50歳くらいで、この歯が4本とも残っていれば、まずは一安心。
この歯を一本でも失っているならば、人生100年時代に備えた歯の治療をぜひ考えてみてください。
この歯をなくした方は、下の図のようにして歯がダメになったのでは?
50歳くらいで歯を失うパターンです。
治療に治療を重ねた歯の運命。だから、むし歯だからと言って、削らない方が良いむし歯も多いのですよ。
むし歯が何本?あるとか、本数にこだわるのは、意味がありません。
それよりも、これから先、むし歯が進行しない口の中にすることが、圧倒的に大切。そうすれば、歯を削る必要がありません。
上記の図のように50歳くらいで、もし第一大臼歯を失くしてしまったら、こうするのが一番良いです!
人生の長さが昔とは違います。
人生100年時代に適した治療をすることです。